• 「Vive」店頭デモでVRの認知度アップ狙うKDDI

    Posted on 7月 16th, 2016 admin No comments

    2016年夏モデル「Galaxy S7 edge SCV33」は、予約特典として「Gear VR」をプレゼントするキャンペーンを実施しました。「非常に好評で、Galaxy S7 edgeだけでなくVRの認知度アップにつながった」とKDDI 商品企画部長の松田浩路氏は話しています。氏によれば「Galaxy S7 edge」の予約特典だった「Gear VR」は、「次世代のコミュニケーション」と位置付けられ、電話(音声通話)、テキストのメールやチャット、そしてビデオチャットに継ぐ存在と見込まれています。これまでが情報の共有であるならば「VRは体験を共有できる」とのことです。そんなVR時代のコミュニケーションをイメージしたコンセプトコンテンツ「Linked-door(仮)」も作成し、米国・テキサス州オースティンで3月に開催された世界最大のクリエイティブイベント「South by Southwest 2016」(SXSW 2016)に出展したところ、好評を得たということです。また、Linked-doorはHTCのVRヘッドマウントディスプレイデバイス「Vive」を使ったものです。ViveはPC向けのVRデバイスで、プレーヤーの手となる2つのコントローラーを用いて、さらにVR空間内をある程度自由に動き回れるというものです。KDDIが作成した今回のデモでは、電話が着信すると目の前に通知が現れて、ドアを開けてリンク先に歩いて入るなど、VRらしいインタラクティブ性を盛り込んだのです。松田氏によると、VR空間でも移動できることを軸に、広い視野で思いでの写真を振り返ったり、離れたカップルが買い物デートしたり、自室の模様替えを検討したりといった、VRにコミュニケーションを付随した新しい体験価値を提供できるとしています。普及への課題も多いが、キャリアが貢献できることも多いといえます。