• 防水対応は日本の先進性の証?海外スマホに防水が少ない理由とは

    Posted on 9月 23rd, 2016 admin No comments

    日本のスマホの大きな特徴の一つが防水機能です。日本メーカーのスマホはほとんどが防水対応し、急な雨やキッチンまわりでの利用などでも安心して使うことができます。ところが、海外メーカーのスマホでは防水に対応していないもののほうが多いのです。スマホが普及する前から、日本ではケータイメールやケータイサイトの利用が活発でした。そのためお風呂や台所での利用などいつどこでもケータイが使えるように、ケータイの防水化が進んでいったのです。お風呂に入浴剤を入れて入浴時間をゆっくり楽しむのは日本の文化。雑誌や書籍を持ち込みお風呂に入りながら読んだり、メールやソーシャルサービスのタイムラインをチェックするというのは日本ならでは。海外ではお風呂にゆっくりとつかる国は少なく、シャワーだけで済ませる国が多いので入浴中にスマホを使おうと考える消費者の数も少ないわけです。また、防水スマホの開発にはノウハウとコストがかかります。スマホを防水対応させるには専用の設計が必要となります。完全密封が求められることから、本体の熱対策も必要になりますし、水の浸入を防ぐためのパッキンなどの部品も多くなるのでコストもかかります。日本のスマホは通信キャリアに一括納入するため、コストをかけてそれを回収する計算ができるのに対し、海外ではスマホメーカーは自社製品をどれだけキャリアが買ってくれるか販売数がはっきり見込めず、高コストな製品は開発を避ける傾向があるのです。そのようなことから海外では一部機種しか対応していないのが現状なのです。